看護師のパートさんをお願いすることに

突然の認知症に訪問看護

15年前の夏
夫の母が突然気分の悪さを訴え
病院へ行ったところ
脳梗塞との診断でした。
梗塞そのものは薬で良くなったものの
認知症を発症し
家族がわからなかったり
記憶が曖昧になっていました。
夫の兄と暮らしていましたが
義兄一家は仕事もあるし
看護は無理。
家に戻るなら鍵付きの部屋に入れる
というようなことを義兄が話しており
それは不憫で
当時私は、育児のため専業主婦だったので
うちへ来てもらったらどうかと
私から持ちかけました。

夫は三男。6人兄弟の5番目。
義兄の家の隣の市に住んでいます。
夫は私より11歳年上で
長兄が私より20歳以上年上。
義母はどちらかというと
祖母に近い年です。
夫と結婚して4年位しか経っていなかったので、義母の中で私の存在は薄く、認知症になったら、全く知らない人という感じでした。
夫にしても、義母の中ではもっと若い姿しかないらしく、夫のこともわかったりわからなかったり。
それでも、家に閉じ込められるのは可哀想だし。

看護パートは人間関係がすべて

検診での看護師の仕事は採血、血圧測定、視力検査、聴力検査、心電図等が主な仕事になります。
看護を始めた当初は、1から10まで世話してしまいがちです。世話する範囲が誠意と比例するという感覚を持つためでしょう。患者さんがそのように感じるだけでなく、周囲も世話をする範囲が広いと「よくやっている」と評価しがちです。
問題なのは、直接的に世話をする範囲が狭いと、「ほったらかしている」「横着」「要看護者がかわいそう」といった見方がされることです。周囲のそのような見方が看護者を追い詰め、本来必要な看護以上の世話を焼かせることになります。
看護は、至れり尽くせりすれば良いというものではありません。あまり世話を焼きすぎると、廃用性症候群と言って、まだ使える身体的な機能が低下してしまうことになりかねません。また、看護を必要とする人の自立を奪ったり、ナースとの人間関係が歪んだりすることもありえます。
看護者も、自分の時間がなくなると、次第に疲弊していきます。在宅最後では、24時間体制で看護に臨むことも少なくありません。そうした場合に、1から10まで世話をすると、看護者は気が抜けず、ストレスを溜め、早く看護破綻をきたしてしまう危険性があります。
看護うつ、不安障害等のメンタル疾患を患う看護者も少なくありません。看護者が元気でなくなれば、要看護者の状態も悪化します。しかし、現行の看護保険制度は、看護者の健康には配慮していません。提供されるサービスは、あくまで要看護者の心身の状態に合わせたものです。
看護破綻をきたさないようにするには、看護者が心理的に追い詰められないようにすることが大切です。そのためには、訪問看護は1から3まですれば十分という気持ちを持つことが必要です。

看護師パート